この資料は Rust 製のコマンドラインツール unweave について紹介するものです。
Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください
unweaveは、テキスト行のストリームを、ストリームごとのカラムやファイルに分離するCLIツールです。各行は、正規表現パターンを使って抽出されたストリームタグに基づいて分類され、キャプチャーするタグや番号を使って個別のファイルに格納することができます。
unweave [OPTION...] PATTERN [FILE..]
-h
, —-help
ヘルプ情報を表示する
-V
, —-version
バージョン情報を表示する
-m
, --mode
<MODE>
出力モードを指定する
指定可能な値:
columns
: カラムモード、単一のファイルに出力するfiles
: ファイルモード、個別のファイルに出力するデフォルト: columns
-c
, --column-width
<COLUMN-WIDTH>
出力の各列の幅(文字数)を指定する(カラムモードの場合)
-l
, --line-width
<LINE-WIDTH>
出力の各行の幅(文字数)を指定する(カラムモードの場合)
すべての列が同じ幅となるように自動計算する。
-s
, --column-separator
<COLUMN-SEPARATOR>
出力のカラム間に表示するセパレータを指定する(カラムモードの場合)
--two-pass <PASS-MODE>
データを再処理する必要がある場合のソースを制御する
指定可能な値:
cached
: 保存されているデータ等を利用するreread
: データを読み込んで再処理するデフォルト: cached
-n
, --no-mmap
ファイルコンテンツへのアクセスに mmap を使用しない
-o
, --output
<OUTPUT>
出力ファイルのパスを指定する(カラムモードの場合)
または出力ファイルテンプレートを指定する(ファイルモード用)
テンプレートで使用できる記述子:
%t
’ : ストリームタグが置換される%Nd
’ : ストリーム番号が置換される(ゼロはじまり)-t
, —tab-width
<TAB-WIDTH>
カラムモードでは、タブを置き換える空白文字の数を与える
noexpand
を与えると、タブ拡張はされない
デフォルト:8