はじめに

この資料は Rust 製のコマンドラインツール teleterm について紹介するものです。

Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください

Rust開発環境を整える

teleterm について

ターミナルを共有できるツールです。コマンド名は tt です。

teleterm - Unnamed repository; edit this file 'description' to name the repository.

インストール

teleterm は次のようにインストールします。

% cargo install --locked teleterm

概要

私がプログラミングを学び始めた頃、暇な時にやっていたことのひとつにNetHackがありました。特に、nethack.alt.orgの公開サーバーでプレイし、IRCの#nethackでたむろしていました。このサーバーでプレイしたゲームはすべて自動的に録画され、ライブストリームで配信されるため、学習環境として優れていました。このため、他の人のプレイを見てヒントを得たり、他の人に自分のプレイを見てもらい、アドバイスをもらったりすることができます。

しばらくして、この機種がゲーム以外にも使えることに気づいた仲間が、同じような端末のリブロードキャスターを汎用的に使えるようにしたんです。このため、他の人の開発環境やワークフローをリアルタイムで見ることができ、プロジェクトでの共同作業がよりシームレスになりました。

特に、teleterm は完全に透過的に実行できるように意図されており (ストリーミング中は実行されていることに気づかないはずです)、画面の隅で他の人の端末を見るためにウィンドウを開いたままでも邪魔にならないはずです。teleterm にはローカル端末をリモートで制御する機能はなく、また (端末そのもの以外の) 通信機能はありません - より高機能な通信手段がある既存のコミュニティで使うのが最適でしょう。

特徴