はじめに

この資料は Rust 製のコマンドラインツール r4d について紹介するものです。

Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください

Rust開発環境を整える

r4d について

r4dはテキスト指向のマクロプロセッサで、m4マクロプロセッサのモダンな代替となることを目的としています。 r4dは、テキストを手続き的に追跡し、マクロの呼び出しを定義されたマクロ本体で置き換えます。

r4dにはマクロをゼロから定義する必要がないように、便利なマクロ(162個)を内蔵しています。

R4dは、エラー検出を容易にするために、複数のデバッグフラグが用意されています。

コマンド名は、rad と rado です。

GitHub - Simhyeon/r4d: A macro processor made with rust, which aims to be a modern alternative to m4 macro processor.

インストール

r4d のインストールは次のように行います。

% cargo install r4d --features binary --locked

rad 使用方法

rad [OPTIONS] <INPUT_FILE>
rad <INPUT_FILE> -o <OUT_FILE> -e <ERR_FILE>
echo <STDIN_TEXT | rad
echo <STDIN_TEXT> | rad --combination <FILE> --diff
rad <INPUT_FILE> --debug --log --interactive
rad <INPUT_FILE> --freeze -o <RULE_FILE> --discard -n --silent

オプション