はじめに
この資料は Rust 製のコマンドラインツール pedit について紹介するものです。
Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください
Rust開発環境を整える
pedit について
pedit は、設定ファイル編集の自動化を支援するCLIツールです。sed よりも簡単に編集でき、冪等性も確保されます。
[~jpastuszek/pedit -
Declaratively apply edits to files of various formats -
sourcehut git](https://git.sr.ht/~jpastuszek/pedit)
特徴
- 編集結果の冪等性を確保
pedit が行う編集は冪等(べきとう:何度同じ操作をしたとしても同じ結果を得られること)であるため、PuppetやChef、Ansible のような構成管理ツールでの使用に適しています。
- テキストファイルの行の有無を確認します。
- テキストファイルのキーとバリューのペアが存在するかどうかを確認します。
- キーと値のペアは、異なる値で複数回定義することがでできます。(オプション
--multikey
)
- テキストファイルの既存の行に対して、行やキー・バリュー・ペアを相対的に配置することができます。
- ファイル内の値のマッチングに正規表現が使用されます。
- チェックモードでは、変更を実行せずに、変更が必要な場合にツールが終了ステータスを返します。
- 変更前後の差分表示
適用された、または適用されるであろう変更をdiffスタイルで表示します。
- Windowsだけでなく、MacOSでもテストしています。
使用方法
pedit [FLAGS] [OPTIONS] <SUBCOMMAND>
フラグ