はじめに

この資料は Rust 製のコマンドラインツール mcfly について紹介するものです。

Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください

Rust開発環境を整える

mcfly について

McFly は、デフォルトの ctrl-r シェル履歴検索を、作業ディレクトリと最近実行したコマンドのコンテキストを考慮したインテリジェントな検索エンジンに置き換えます。McFlyの提案は、小さなニューラルネットワークでリアルタイムに優先順位を付けられます。

GitHub - cantino/mcfly: Fly through your shell history. Great Scott!

特徴

• ctrl-rを再起動すると、小さなニューラルネットワークで優先順位をつけたフルスクリーンの逆履歴検索が表示されます。
• コマンドの終了状態、タイムスタンプ、実行ディレクトリを SQLite データベースに記録し、シェル履歴を補強します。
• 通常のシェル履歴ファイルも維持するので、いつでもMcFlyの使用を中止することができます。
• Unicodeを全面的にサポートしています。
• McFlyデータベースとシェル履歴ファイルから任意の履歴項目を削除する簡単なアクションが含まれています。
• 将来的に他のシェルのために拡張できるように設計されています。
• 検索時に % を入力することで、任意の数の文字にマッチさせることができます。
• Rustで書かれているので、高速でメモリーセーフです。

優先順位付け

McFlyの主な特徴は、リアルタイムで実行される小さなニューラルネットワークによるスマートなコマンド優先順位付けです。実行したいコマンドが常にトップ提案の1つになることを目標にしています。

コマンドを提案するとき、McFlyは以下の点を考慮します：