この資料は Rust 製のコマンドラインツール fd-find について紹介するものです。
Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください
fd-find は、ファイル階層をたどるための find の高速でユーザフレンドリな代替ツールです。コマンド名は fd
です。
GitHub - sharkdp/fd: A simple, fast and user-friendly alternative to 'find'
特定のファイルを名前で検索するには、find -iname '*PATTERN*'
の代わりに fd PATTERN
を実行するだけです。fd は非常に高速で、隠しディレクトリやファイル、 .gitignore
のパターンをデフォルトで無視するなど、豊富なオプションが備わっています。
fd [OPTIONS] [pattern] [path]...
-h
, —-help
ヘルプ情報を表示する-V
, —-version
バージョン情報を表示する-H
, --hidden
非表示のディレクトリとファイルを検索結果に含める
デフォルトでは、隠されたファイルやディレクトリはスキップされる
ファイルやディレクトリの名前がドット(.
)で始まっている場合、非表示とみなされる。
このフラグは --no-hidden
で上書きできる-I
, --no-ignore
.gitignore
、.ignore
、.fdignore
、またはグローバル無視ファイルによって無視されるようなファイルやディレクトリからの検索結果を表示する
このフラグは --ignore
で上書きできる--no-ignore-vcs
.gitignore
ファイルによって無視されるファイルやディレクトリの検索結果を表示する
このフラグは --ignore
で上書きできる--no-ignore-parent
親ディレクトリにある .gitignore
, .ignore
, .fdignore
ファイルによって無視されるようなファイルやディレクトリの検索結果を表示する-u
, --unrestricted...
無視されたファイルや隠されたファイルを含む、制限のない検索を実行する。
このオプションは、--no-ignore --hidden
のエイリアス-s
, —case-sensitive
大文字と小文字を区別して検索を行う
デフォルトでは、パターンに大文字が含まれていない限り、fdは大文字と小文字を区別しない