この資料は Rust 製のコマンドラインツール excavate について紹介するものです。
Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください
excavate は、標準入力から一行ずつ読み込んで指定された列を抽出するためのシンプルなCLIツールです。こうした作業は、awk や sed など、より洗練されたプログラムでも可能ですが、より簡単かつ単純に列を抽出できるツールです。Pythonのスライス構文で列を抽出することもできます。同様の処理を行う choose よりも機能が少ないのですが、その分軽量です。
excavate [OPTIONS] <COLUMNS>
-h
, —help
ヘルプ情報を表示する-V
, —version
バージョン情報を表示する<COLUMNS>
カンマ区切りリストの形式でフィールドを指定する引数にはは、正の整数、または a-b
の形式の範囲を指定することができます
少なくとも1つのカラムを指定する必要があり、カラムIDはゼロ始まりでカウントされます(最初のカラムは0、2番目のカラムは1、など)
a-b
の範囲は両端を含み、a
は左端、b
は右端となります
また、a
が b
よりも大きい場合、範囲は空となり、カラムが選択されません。
例:
引数 | 説明 |
---|---|
0 | 最初の列を選択する |
0-2 | 最初の3列を選択する |
0,3,5 | 第1列、第4列、第6列を選択する |
0-3,5 | 第1~4列を選択し、第6列を選択する |
bash と一致するプロセスIDをすべて表示する