はじめに

この資料は Rust 製のコマンドラインツール choose について紹介するものです。

Rustの環境構築やツールのインストール方法については以下を参照してください

Rust開発環境を整える

choose について

choose はPythonのスライス構文のようにフィールドを抽出することができるツールです。

GitHub - theryangeary/choose: A human-friendly and fast alternative to cut and (sometimes) awk

特徴

• Pythonのリストスライスに似た簡潔なフィールド選択構文
• 行末からの負のインデックス
• オプションの開始/終了インデックス
• ゼロインデックス
• 範囲の逆引き
• 十分に長い入力に対しては cut よりもわずかに速く、awk よりもはるかに速い。
• Rust の正規表現構文による正規表現フィールドセパレータ

開発動機

AWK プログラミング言語はテキスト処理のために設計されており、その努力は非常に高いものです。しかし、awk コマンドは、最も単純なプログラムであっても、中括弧で囲まれた行をさらに引用符囲む必要であり、シェルを素早く使うには理想的ではありません。

awk '{print $1}'

同様に、cut コマンドは構文が分かりにくいので、シェルで素早く使うには理想的ではありません。フィールドセパレータや範囲指定は、パッと見て正しく理解することが難しいのです。